司法は再びその職責を放棄し、国民の信頼を踏みにじった!

【2022年12月8日】最高裁は上告受理申立を「受理しない」と決定した。
理由は、単に「民訴法318条1項により受理すべきものとは認められない」である。
同条項は、「判例と相反する判断がある事件その他の法令の解釈に関する重要な事項を含むものと認められる事件」と規定されているものであり、本件がこれに該当しない理由が何も書かれず「認められない」の一言で一蹴するというのは、到底納得のいく判断ではない。
国民は真摯に審理する裁判所を期待し信頼していた。その期待に一切応えることの無い最高裁判所に原告団は抗議声明<ヒバクシャに学べ、日本国憲法の守護者・最高裁よ!>を送付し、弁護団は抗議の声明<司法は再びその職責を放棄し、国民の信頼を踏みにじった>を発表した。

最高裁の先に、裁判所の間違いを争う手段はない。司法における行動はこれが最後である。しかし、我々は司法をあきらめるわけにはいかない。なぜなら、司法をあきらめるということは、自分たちが生きる社会を見捨てるに等しいからだ。我々はまた立ち上がるだろう

最高裁までの経緯:
【2020年3月10日】「原発メーカー訴訟原告団」はNNR国賠訴訟原告団となり、国家賠償訴訟を起こしました。
【2021年8月31日】第一審の判決言渡があり、主文「1 原告らの請求をいずれも棄却する。 2 訴訟費用は原告らの負担とする」でした。
【2022年4月12日】高裁で「1 本件控訴をいずれも棄却する。 2 控訴費用は控訴人らの負担とする」との判決が下されました。
【2022年4月26日】最高裁に上告しました。

2022年4月12日 国賠訴訟控訴審判決が下された時の記者会見

2022年4月12日 街宣と報告集会

判決全文、訴状、証拠説明書そのほか期日資料はここをクリックしてご覧ください。
なお、記者会見は「動画」サイトにも載せました。

控訴審に向けて、2021年11月2日、控訴理由書及び星野豊氏の意見書を、12月3日には瀬木比呂志氏の意見書を裁判所に提出しました。

2022年1月30日(日) 講演会「裁判所の使命と役割を質すセミナー 」を開催しました。

2020年8月3日 第1回 NNR国賠訴訟 リモート学習会
-日本の裁判所の現状、本来あるべき姿-
講師:元福井地裁裁判長 樋口英明氏

リモート学習会は終了し、ビデオ公開しました。
講演資料「私が大飯原発を止めた理由」(PDF/38 pp: ダウンロード)

NNR国賠訴訟 2020年3月10日東京地裁に提訴後の記者会見

樋口英明元裁判長の講演会


 

devider
Clean and Simple

原発メーカー訴訟の趣旨と意義

本訴訟は非常に困難な訴訟ですが、極めて大きな意義のある画期的な訴訟です。ー本文を読むー

banner

ノー・ニュークス権宣言

「原子力の恐怖から免れて生きる権利」=「ノー・ニュークス権」を高らかに宣言する。ー本文を読むー

Contuct Us

裁判資料/Documents presented to the court

原告側準備書面、意見陳述書/被告側答弁書等
Translation of the documents in German, Indonesian

banner

原告団・弁護団通信/メルマガ

jQuery Powered

寄稿「公判を傍聴して」

原発事故避難者 古川好子ー本文を読むー

Clean and Simple

映画『日本と原発』

各地の法廷で証拠として上映されています。

banner

弁護士のつぶやき

第4回「登りきる」 弁護士 砂川辰彦

banner

今までのカンパご支援を感謝します!

2019年7月31日をもってカンパの受付は終了しました。

banner

「販売・頒布コーナー」終了しました。

Tシャツ/冊子『訴状』/リーフレット